ボンバーマン
発売日
1985/ 12/19
定価
4,900円
フリマ
ジャンル
アクション
メーカー
ハドソン
動画
概要
8ビットパソコン用ゲーム『爆弾男』を基に家庭用にアレンジして発売したゲームソフトで、『ボンバーマンシリーズ』の第一作目である(初代ボンバーマン、元祖ボンバーマンとも呼ばれる)。
FCロムカセット版は同社のFC版『バイナリィランド』と同日に発売されており、当時のテレビCMでも「バイナリィランドと同時発売」と強調されていた。
翌年にはBEE CARD対応作品として『ボンバーマンスペシャル』のタイトル名でMSXにも移植されている。タイトル名に「スペシャル」と付いているのは、先述の『爆弾男』が『ボンバーマン』の題でMSXに既に移植されていたためと思われる。
2004年にファミコンミニのラインナップとしてゲームボーイアドバンス用に復刻されたほか、2005年にはハドソンベストコレクション Vol.1にも収録された。また、Palmにも移植された。
本作はFC版『ロードランナー』のプロローグ的なストーリーとなっており、主人公のボンバーマンはロードランナーの主人公ランナーくんの過去の姿という設定である[注 1]。それに関連してか、本作のボンバーマンのドットはロードランナーに登場する敵ロボットのドットに近いデザインとなっている。
本作はFC版ロードランナーとの関連性はあるものの、バンゲリング帝国シリーズには含まれない。
ロードランナーの主人公ランナーくんは、昔は地底王国で造られたロボットであり、ボンバーマンと呼ばれていた。ボンバーマンは地下迷宮で他のロボットたちと同じように爆弾を製造する仕事をしていたが、彼は悪の手先として働かされる毎日が嫌で嫌でたまらなかった。
ある日、ボンバーマンは地上に脱出すれば人間になれるといううわさを耳にする。
ボンバーマンは人間になるため、地上への脱出を決意した。しかし、ボンバーマンの脱獄を阻止するため、たくさんの敵が追いかけてくる。
ボンバーマンは唯一の武器である、自身の作った爆弾を駆使して地上に脱出し、人間になることができるだろうか。
ステージは2画面分の広さがあり、横スクロールする。全50ステージ。
方向キーで移動し、Aボタンで爆弾を設置する。爆弾は一定時間で爆発し、十字に爆風が飛ぶ。また、リモコンを取った場合はBボタンで任意に爆弾を爆破することができる。
ゲームシステム
プレイヤーはボンバーマンを操作し、ソフトブロック(破壊可能なブロック。「レンガ」とも呼ばれる。)を爆弾で壊しつつ、ステージ上の敵を倒していく。ブロックの中には出口の扉とアイテムがひとつずつ隠されており、アイテムを取るとボンバーマンがパワーアップする。なお、出口やアイテムに爆風を当てるとそこから敵が大量に出現する。
画面の最も左上のマスが全ステージ共通のスタート地点(ボンバーマンの初期位置)となる。後のステージになるほどソフトブロックの密度が上がっていく。
ステージ上のすべての敵を爆風で倒して、出口の扉の上に立つとステージクリア。ステージをクリアするごとに、ボンバーマンの残機数が増える。
ステージには制限時間があり、開始と同時に画面左上のタイマーがカウントダウンを始める。これが0になると、ステージ全体に強力な敵「ポンタン」(通常の敵と同じく倒すことはできる)が10匹出現する。ただし後のシリーズと異なり時間によってミスになることはない。
敵か爆弾の爆風に触れるとミスとなり、内部から破裂して爆死する。
ステージは最初からやり直しとなり、壊したブロックや倒した敵は復元され、アイテムと扉も隠れた状態に戻される(完全復元ではなく、配置変更は行われる)。
爆弾は障害物としての判定も持っており、仕掛けた場所から動くと通り道が塞がれることになる(逆にこれを利用して敵の進路を塞ぐこともできる)ため、爆弾の置き方に注意を払わないと、行き場の無いところに自ら入りこみ自爆することにもなりかねない。
一度ミスすると一部のアイテムの効果がなくなってしまう。残機がなくなるとゲームオーバーだが、パスワードによるコンティニュー機能が搭載されている(後述)。
残機が128を超えた状態でミスした場合もゲームオーバーとなる。
全50ステージをクリアするとエンディング画面が流れ、その後1面に戻り無限にループする。
取集
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
ボンバーマン