松本亨の株式必勝学2
発売日
1989/ 3/31
定価
9,800円
フリマ
ジャンル
シュミレーション
メーカー
イマジニア
概要
前作で経済評論家の松本亨に弟子入りを志願し、松本の課した条件である「資本金100万円を1年間で1億円にすること」を果たして見事弟子入りした主人公は、今度は松本から「資本金400万円を2年間で70億円、レベル70の『エキスパートクラス』になること」を求められる。
前作で主人公は恋人と結婚し妻をめとるイベントがあったが、今回はスタート時に妻と6歳の子供(グラフィックは6歳とは思えぬ老け顔)がいる。
主人公、妻、子供の名前と誕生日はスタート時に入力できる。
後述の通り愛人関係や覚醒剤の使用など、現在の家庭用ゲームソフトでは到底採用されないような過激な設定が含まれているのも特徴である。
バッテリーバックアップ機構を備えており、またゲーム内で1日が終わるとオートセーブされる。
規定の終了動作を経ずにリセットすると手持ち資金が半額になるペナルティが発生する。これにより資金の損失やデメリットなイベントを回避する目的でむやみにリセットできないようになっている。
株取引
株の銘柄は前作より50増えた150銘柄。ゲーム発売当時の東証一部・二部上場企業がそのまま使われている。
信用取引の決済がいつでも可能となり、建て玉をその日に決済することもできる。また前作で時間のかかった現金計算も一瞬で終わるため、デイトレーダーのように1日で複数回の取引をこなして利益を出すことも可能になった。
取引成立時に資金が足りないとペナルティとなり、ブラックリストに載ってしまう。
これを3回行うと信用失墜で取引停止となりゲームオーバー。
取引を中止したり不成立になるとパラメータが下がる。
信用取り引きには期限がある。期限が迫ると電話で予告される。
出来高によってレベルが上がる。
チャートコマンドで1回につき1社、1日2社までのチャートを見る事が出来る。アイテム「チャートめがね」を使えば1日中無制限に見られる。
銀行、証券会社
銀行では定期預金、ドル預金、借り入れが出来る。借り入れる際は担保に不動産などを指定する。
借り入れた資金を預金する事も可能。
定期預金は満期で払い戻される。借金は期限内に払い戻さないと満期時に予告無く強制的に呼び出される。
その時点で資金が足りないと担保は即没収となる。
不動産を担保にして没収された場合、愛人が住んでいても出て行ってしまう。
証券会社では中期国債ファンドと投資信託が取り扱える。(当然、本ゲームの中で元本割れを起こすことは無い。)
中国ファンドは証券化、現金化が簡単にできるため、特に泥棒対策などで、銀行に比べて有利に行いやすい。
不動産
ある程度資金がたまると不動産を購入できるようになる。購入した家に引っ越すことも出来るし、2軒目以降の家に愛人を住まわせることも出来る。
ただし2軒目以降の家を買うと、頻繁に火事イベントが発生するようになる。所有できる家は3軒まで。マップ上にある保険会社で火災保険をかける事が出来る。
最初主人公は鷺宮のマンションに住んでいる。マンションは他に多摩センター、浦安、錦糸町、日吉、一戸建ては成城、白金台が購入できる。
不動産は購入時の価格とは別に、その評価額でクリア時に資産判定される。また売却しようと思っても、不動産屋を介して買い手が現れるまで待つという設定のため、すぐには売れない。
評価額とは別に売却価格を設定することができ、運が良ければ評価額より高い価格を設定しても売却できる事もある。前作とは異なり、極端に高い価格は設定できない。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
松本亨の株式必勝学II