ハイパーオリンピック
発売日
1985/ 6/21
定価
4,500円
フリマ
ジャンル
スポーツ
メーカー
コナミ
概要
操作パネルは、RUNボタン2つとJUMPボタン1つの3ボタン制となっている。
中央がJUMPボタンで左右にRUNボタンが配置されており、RUNボタンを連打すればするほど、キャラクターの走る速度が上がるシステムとなっている。助走の必要な競技ではRUNボタンによって加速させ、JUMPボタンによって跳躍や投擲の動作を行う。ボタンを押す長さによって角度が変化し、45度程度で停止すると好成績を残す可能性が高くなる。
結果が規定値を超えると次の種目に進める仕様となっており、全ての競技をクリアする事で表彰され、規定値が厳しくなる2週目が始まる事となる。
収録競技は100メートル競走、走幅跳、やり投、110メートルハードル、ハンマー投、走高跳の全6種類。
その全6種類全ての競技でボタンを連打する必要性があった。
本作以前にもシューティングゲームなどにおいて連打の必要性がある作品は存在したが、連打と同時にレバー操作を伴うため連打に専念する事が困難であったが、本作では連打の重要性が高い作りとなっていた。
そのため、指の爪でボタンをこすりつけたり、爪が割れるのを防ぐためピンポン玉やコインでこすったり、手でボタンを叩くのではなく鉄製又はプラスチック製の定規をボタンに押し付けはじいて振動させる等の、連打速度を上げるための方法が多々生み出されることとなった。
また、日本全国のゲームセンターにおいて、このゲームのゲーム台のRUNボタンの破損やその周囲がすり減っていることが多かった。
本作において確立された「連打&タイミング」による操作方法は続編や他社発売の類似ゲームでも継承されており、「スポーツ大会ゲーム」というジャンルの雛形となった。
ただし、連打については、本作のボタンの消耗が異常に激しかった教訓を元に「複数のボタンを交互に押す」「一定のテンポで押す」といった具合に、一つのボタンだけが高速連打されないよう配慮されたゲームが多い。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
ハイパーオリンピック